三易内家拳とは

三易内家拳の動きの基とは

三易内家拳は、三つの易、つまり不易・簡易・変易を基にする。
さらに、陰陽二元説と五行説を基に拳法の根本原理・原則を分析し、身体を通して宇宙天体の運動と同一となる中国内家拳法である。
三易内家拳では、太極拳・形意拳・八卦掌の三大内家拳を指導する。
その動きは水の性質をイメージする。
イメージこそが動きの基である。そのイメージとは天体の運動、動植物の運動、地球重力下における物質の運動を観察することより始まる。その運動の性質(本質)を武術的人体運動として用いる。


自転と公転の天体運動は、八卦掌の本質となる

三易内家拳における攻防においては、自らの中心軸の自転と相手との相対的関係は公転により行なわれる。 

つねに軌道上を走る惑星のように攻防においては、自らの意と身体は居ついてはいけない。

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生あるものは、すべてしなやかな動きをもつ!

上の鳥はかたい羽の動きで遠くまで飛ぶことができないであろう。 
下の鳥はしなやかな羽の動きで風をつかみ楽に飛ぶことができる。 三易内家拳の動きはこのようなしなやかな動きを求める。

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三易内家拳の動きの本質は、水のごとくあれ

水はそれぞれの器に合わせて形を変えていく。 

一つ一つの器を相対する相手の攻撃としてみるならば、わが方はこの水のごとく一つ一つ相手に合わせ変えていくことが自然の道理である。

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© 三易内家拳 2013